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ゴリラ改 エンジン異音修理

2016年07月29日 | カテゴリー:竜輔整備記録

2014-07-14

ゴリラ改のエンジン異音修理です。

 

今回のお客さんは久々に再会した同級生のお兄さん。
バイク修理で困っているところを紹介していただきました。ありがとうございます。

そんな手前もあるので、いつもよりも張り切って取り組みます(ノ゚ο゚)ノ

さて、では現車の異音ですが、エンジン始動とともに比較的乾いた感じでカタカタと音がします。
クラッチを切っても音がするので、クラッチより前のエンジン本体からの異音。
しかも周期的にはクランク回転ってよりは、カムとかっぽい周期に聞えます。

とりあえずタペットカバーを外してみても、バルブクリアランスは普通だし、カムのカジリもそれなりには見られますが異音がでるほどではなさそう。
何気なく、その状態でキックを動かしてみると、、、

あれ?音が消えた!?

う~ん、何でだろう?
ロッカーアームとかが干渉している様子もないし、試しにカバーはせずにヘッドナットだけ確実に取り付けてみると、、、

また音がでたー

その後タペットカバーをちゃんと取り付けて異音は発生。
プラグを緩めて圧縮を漏らすと、異音が消える。

どうやら圧縮がかかると異音が発生するみたいです。

ということは、コンロッドの小端部、もしくは大端部に負担が掛かったときなのでそこらが怪しい。
う~ん、最悪の場合クランクがダメも考えられますが、とりあえず腰上をすべて分解してチェックです。

ゴリラ

すると、小端部になんとなくガタがあるような。
試しにシリンダーだけ組み込んだ状態でクランクでTOP、ピストンを圧縮上死点にした状態から手でピストンを押し下げると微妙に動きます。

こりゃ、小端しかないぞと思ってクリップを外して確認すると、
なんとピストンが割れています。

 

ゴリラ2

 

にしてもなんで?
オイル管理はそこもで悪そうじゃないし、特別負荷もって思いながら観察してると、
あれ?88ccキットにしてはやけにピストンピンが短いような。。。
交換用のピストンピンとの長さを比較してもらえれば一目瞭然ですが、なんとピンがノーマルの短いままボアアップピストンが組まれてる!?

ゴリラ3

ただでさえ圧縮が上がって、ピストン、コンロッドにかかる力はUP。
そのうえピストンの中でピンが動いて、ピストンのピンを受ける面積がすくなくなる。
そりゃ割れます。

 

たぶんエンジンを組む人がうっかり間違ってしまったんでしょう。
「人の振り見て我が振りなおせ」
プロである私がやってはうっかりではすみませんが、こういうイージーミスが原因での修理をするたびに初心に帰って気を引き締めねばと思います。

ゴリラ4

この4ミニクラスは1/1プラモデル的な要素もあり、非常に人気のカテゴリーとなっています。
それゆえに様々な状態の車体が売り買いされており、正直私たちでも状態を把握するのでやっとです。
それに最近は中国製のキットバイク、パーツも多く出回っており、見た目とは裏腹に中には目を疑うような品質のものもあります。

修理で持ち込まれるお客様も多いですが、状態によっては修理をオススメはいたしません。
修理をお断りする場合もあります。
たとえ動くようになったとしても部品の品質レベルによっては運転者自身が被害を受けたり、または加害者になる可能性があるからです。

私の修理は手段であり、目指すところはお客様の安心です。
だからこそ、お断りすることもあります。

分からなかったり、不安に思うところがありましたら是非とも相談してください。
一緒に安心できるように考えましょうね('-^*)/

 

竜輔

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