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GOLDWING F6B フロントフォークシール交換!

2016年08月04日 | カテゴリー:嶋ちゃんの部屋(仮)

さて”嶋ちゃんの部屋(仮)”記念すべき第一回に相応しいと申しますか恐れ多いと申しますか…
素敵なゲストにお越しいただきました!

この方です!どうぞ!

 

DSCN1749

HONDA GOLDWING F6Bさんです!

リアシートがなだらかに傾斜しているスタイルはとてもエレガントでございます。
個人的に魅力的だったのはフラッシュサーフェス且つエッジの効いたテールライトのデザインです。

f6b
(お客様のナンバーが映ってしまうので写真はGOOGLE先生にお借りしました。)

・・・どうでしょう。 すごくイイです。

そして”F6B”って何?と思ったので、HONDAのお客様相談センターのHPで教えてもらったところ(http://customer.honda.co.jp/faq2/usernavi.do?user=customer&faq=faq_motor&id=30207)

唯一無二の独創的なエンジンであるフラットシックスエンジンを表す「F6」に、新しい世代のお客様にも気楽に日常でも楽しんでいただける、シンプルな仕様 装備とスタイリッシュデザインを取り入れた、もう一つのゴールドウイングという位置付けとしてアルファベットで2番目※を表す「B」を付け、ゴールドウイ ング F6Bとしています。※現行モデルの1800ccゴールドウイングにとって2番目の意。(原文そのまま)

ということでした。 私も6気筒エンジンは大好きです! 水平対向も良い物です!
中島飛行機の話をすると長くなりますので今日はこの辺で…

 

さて本題です!

お客様は今回”車検”のご用命で預けてくださいました。

F6Bの大きさとフラッグシップ独特のオーラに圧倒されながらも指定整備記録簿どおり
チェックをしていきます。
(記録簿以外の箇所も我々が”おやっ?”と思った箇所については点検させていただいております。
詳しくは後日改めてご紹介いたします。)

タイヤ、ブレーキ、クラッチ、エンジン、灯火、燃料、サスペンション…

サスペンション!
DSCN1750

車両右側のフォークにオイルの筋が確認できます。
フォークオイルが漏れています!
車検にはもちろん通りませんが、その前に漏れたオイルが何処に行くかというと

ブレーキまわりです!

フォークからそのまま伝って下にたれるとブレーキキャリパーがあります。
更に漏れがひどくなっていくとブレーキパッドに染込んでしまい制動力がガクッと下がります。
要するに

止まれません!

大事になる前に気づいてよかったです。
さぁ早速交換していきましょう!

DSCN1753

まずはフロントフェンダーを外します。前後2分割の構造です。
ヘックスレンチで回すネジまたは二面幅8MM頭のボルトで固定されていますが、
写真のように裏からクリップで一箇所留まっているのがミソです。
ABSやCBS装備車両なのでブレーキの配管が入り組んでいますが、
傷をつけないようにウェスや保護テープを使うと安心です!

DSCN1754

6PODキャリパーですよ! 効きそうですねぇ…
見づらいですが、キャリパーがフォークオイルでテカッています。

DSCN1755

車両左側です。もうバラしてしまっていますね…すみません。
キャリパーの上のリアマスターシリンダーにそっくりなシリンダーこそCBS(コンバインドブレーキシステム)用のシリンダーの様です。
CBSとは簡単に言うと前ブレーキをかけると後ろもブレーキが少しかかるよ!という安全システムです。

DSCN1757

脱線しましたがいよいよフォークを抜きにかかります!

とその前に、フロントスタンドをかけるためにステムパイプの入り口を空けなくては!
最近ブレーキホースやらホーンやらがついていて、ジャッキアップするために手間がかかる車両が増えているような気がします。
ご自宅でDIYタイヤ交換等される方は要チェックですね!

DSCN1759

準備段階として、トップブリッジにアクセスできるようにコックピットを分解していきます!
一昔前の4輪と違ってビスは使っていません。

”大胆且つ繊細に”取り外します。

DSCN1760

忘れがちなのがフォークのキャップ。
車両に固定されているうちに緩めておかないと、せっかくきれいなフォークを
”万力にはさむ”という荒療治が必要になってきますのでご注意を…
また完全に外してしまうとおそらくフォークスプリングが飛び出し、オイルが飛び散り、
車体は前が底突きして前のめり、スタンド入らずという阿鼻叫喚が予想されますので
緩めすぎもご注意を…

ここまできたらフロントスタンドでジャッキアップ
タイヤを外してアッパー/ロアブラケットのボルトを緩めると

DSCN1762

抜けました!

DSCN1763

キャップをあけてオイルを抜きます。
この車種の場合はキャップからオイルダンパーまで連結されていたのでばらばらになりませんが、一般的なフォークは
カラー、ワッシャー、スプリング、ダンパーが順番に入っているだけなので、
順番と取り付け方向を確認する必要があります。

DSCN1764

フォークの下から6mmのヘックスとベビーインパクトで緩めます。
インパクトがないと中のダンパーが供回りしてしまうので、意外とてこずります。

DSCN1765

ダストシールを外します。硬かったです。
アウターチューブの淵に傷が入らないようにテープで保護したクリップ外しを使いました。

クリップ外しといってもいろいろなメーカーがあります。
KTC、PB、Snap-on、etc…いろいろ試しましたが、MACtoolsのクリップ外し… 最強だと思います!

ダストシールをめくるとフォークオイルシールを抑えるサークリップがあります。
外してからアウター/インナーの両チューブを持ってスライディングハンマーの要領でカンカン抜いていきます。

DSCN1766

はい!ばらばらです!
今回は写真中央に見えるオイルシールを交換します。
組みつけのときに初期潤滑としてシリコングリスやフォークオイルを塗っておくと
シールを傷めにくくなります。
フォークにシールを入れる際にパイプの入り口や段差でシールを切らないように
マスキングテープや養生テープを巻いておくのも重要です。

DSCN1768

組んでしまいました…
やはりフラッグシップ。正立フォークなのに倒立フォーク用のシールプッシャーが必要でした。

あとはサービスマニュアルに記載されたとおりにフォークオイルを測って注入します。
右と左のフォークオイルの規定量が違うフォークが結構存在します。マニュアルをよく確認しないといけませんね!

この車種は右485±2.5cc 左529±2.5ccでした。
メスシリンダーを使って正確に測っています。

 

あとは分解の逆順で組み立てていきます。
フォークだけでなくブレーキについたオイルの洗浄も行います。

乗り心地は変化していませんがブレーキはばっちり効きます。
早めに気づいてよかったです。

 

第一回から結構なボリュームになってしまいましたが、

今後も整備に関するあれこれを発信していきますのでよろしくお願いします!

 

嶋崎

 

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